この記事でできるようになること
- 「形」と「組手」のちがいが分かる
- 形の試合で、どこを見ればいいか分かる
- 組手で、ポイントや反則が分かる
空手の試合には、大きく分けて2つあるよ。「形」と「組手」だよ。全日本空手道連盟(全空連)の競技規定=試合の決まりで、それぞれのルールが決められているんだ。
形の試合
形は、決まった順番の動きを1人でする種目だよ。相手がいるつもりで、受けや突き、蹴りを組み合わせるんだ。
審判が演武=形をしてみせることを見て、点をつけるよ。それで勝ち負けが決まるんだ。
見どころ
- 立ち方がしっかりしているか。 足がぐらつかず、ピタッと止まっているかな。
- 技の強さと速さ。 速いところと、ゆっくりのところの差(緩急)はあるかな。
- 目線。 見えない相手を、本当に見ているような目つきかな。
- 気合。 決まった場所で、力強い声が出ているかな。
同じ形でも、選手によって見え方がちがうよ。「この人は止まるところがきれい」「この人は速い」と、くらべて見てみよう。
組手の試合
組手は、2人が向かい合って、突きや蹴りを出し合う種目だよ。全空連の組手は「寸止め」がきまりなんだ。相手に強く当てずに、ちょうどよく止めることだよ。
ポイントの取り方
決められた場所に、よい形・よいタイミングで技が決まるとポイントになるよ。審判がポイントをくれるんだ。
技の種類によって、ポイントの大きさがちがうよ。決まりでは、突きより蹴りのほうが大きいよ。蹴りでは、中段=おなかのあたりより、上段=顔のあたりのほうが大きいんだ(くわしくは競技規定を見てね)。
反則
こんなことは反則だよ。
- 強すぎる当たり
- のどや関節=ひじやひざなどをねらう攻撃
- あぶない投げ技
小学生は、顔に当たるのも反則とされているよ。みんなの安全を守るための決まりなんだ。
見どころ
- 間合い。 相手とのきょりだよ。半歩近づいたり、はなれたりするかけひきを見てみよう。
- 先に打つか、合わせるか。 自分から攻める選手もいるよ。相手の攻撃に合わせて、カウンター=打ち返しをねらう選手もいるんだ。
- 残心。 技を出したあとも、気をぬかずに構えているかな。
作戦の考え方
- 得意技を決める。 「この技なら決められる」という技があると、試合でまよわないよ。
- 相手を見る。 相手が前に出てくるタイプか、待つタイプかで、作戦を変えるよ。
- リードしたら、あわてない。 のこり時間を見て、むりに攻めすぎないことも作戦だよ。
見るときのマナー
試合の前とあとの礼まで、しっかり見ようね。形の演武のあいだは、静かに見守ろう。選手が集中できるようにするのがマナーだよ。
きょうのチャレンジ
空手の試合(動画でもOK)を見てみよう。形なら「止まるところ」、組手なら「間合い」に注目してね。