この記事でできるようになること
- こしを落とした、低い構えができる
- ボールを右・左に運ぶドリブルができる
- ねらった所へプッシュパスを出せる
ホッケーでは、ボールにさわってよいのはスティックの平らな面だけ。これは国際ホッケー連盟(FIH=世界のホッケーのまとめ役)のルールだよ。だから、スティックの向きと体の構えが、すべての土台になるんだ。
はじめての体験でやることは「ホッケーの体験、はじめの30分でやること」にあるよ。ここでは、その次に進むコツを教えるね。
1. 低い構え
やり方
- 足を、かたのはばより広く開こう。
- ひざを曲げて、こしを落とそう。いすにすわる前みたいな形だよ。
- 左手はスティックのいちばん上をにぎろう。
- 右手は、そこから少し下をにぎろう。
- スティックのヘッド(曲がった先)を、地面につけよう。
- ボールは、体の右前に置こう。
- 目は、ボールと少し前の両方が見える高さにしよう。
よくある失敗と直し方
- こしが高い(棒立ち)。 スティックが地面からうくよ。ボールを取りこぼしちゃう。→ ヘッドがずっと地面にさわっているか、たしかめよう。
- 両手がくっついている。 スティックがぐらぐらするよ。→ 右手を少し下にずらそう。
- ボールが足の真ん前にある。 足に当たっちゃう。→ ボールは体の右前へ。スティック1本分くらい前だよ。
2. ドリブル
ドリブルは、ボールをスティックにつけたまま、自分で運ぶことだよ。
やり方
- 平らな面で、ボールをやさしく押そう。そのまま、まっすぐ歩いてみてね。ボールをはなしすぎないでね。
- なれたら、左手でスティックをくるっと回そう。ドアノブを回すみたいにね。平らな面が右・左に返るよ。
- 面を返しながら、ボールを右・左と運ぼう。右手はゆるくにぎって、回るのを手伝うだけ。
- 歩く → ゆっくり走る、と少しずつ速くしよう。
よくある失敗と直し方
| よくある失敗 | どうなる? | 直し方 |
|---|---|---|
| ボールを強く押しすぎる | ボールがはなれて、相手にとられる | スティックからボール1個分より、はなさない |
| 下ばかり見る | 前の相手やなかまが見えない | 3歩に1回、顔を上げよう。なれたら回数をふやそう |
| 右手を強くにぎる | 面がうまく返らない | 右手は「ささえるだけ」。回すのは左手だよ |
| 丸い面でさわる | 反則(ルールいはん)になる | ゆっくり動いて、毎回面の向きをたしかめよう |
3. プッシュパス
プッシュパスは、ふりかぶらずに、ボールを押し出すパスだよ。近くのなかまに、正確に送れるんだ。
やり方
- ボールにスティックをつけておこう。
- ふりかぶらずに、そのまま押し出そう。ほうきではくみたいにね。
- ふみ出す足は、パスを出したい方向へ向けよう。
- 押し出したら、スティックの先をパスの方向へ向けよう。そこで、ぴたっと止めてね。
よくある失敗と直し方
- ボールがうく。 → 面を少し下に向けよう。こしを落として押してね。
- 方向がずれる。 → 足の先と、最後のスティックの向きを、ねらう方向にそろえよう。
- ふりかぶって打っちゃう。 → まずは近いきょりで練習しよう。音がしないくらい、やさしく押してね。
安全のきまりも技術のひとつ
FIHのルールでは、スティックをほかの選手の頭より高く上げてはいけないよ。スティックをふり回さずにボールをあつかえるのは、うまいしょうこ。なかまを守ることにもなるんだ。
きょうのチャレンジ
低い構えのまま、ドリブルで10歩歩こう。ヘッドがずっと地面についていたら、すごい!