この記事でできるようになること
- 中段の構えが正しくできる
- すり足で、平らに前へ進める
- 足・手・声をそろえて面打ちができる
剣道には、面・小手・胴など、いろいろな技があるよ。でも、どの技も3つの土台が大事なんだ。「構え」「足さばき」「打ち方」だよ。
全日本剣道連盟(全剣連)の手引きでも、はじめての人は基本を順番に学ぶよ。礼のしかた、竹刀の持ち方、足さばき、構え方、素振り、打ち方の順だよ。
1. 中段の構え|すべての技のスタート
いちばん基本の構えが「中段の構え」だよ。
- 左手は、おへそのこぶし1つぶん前。 竹刀の柄=持つところのいちばん下を、左手で持とう。
- 右手は、そっとそえる。 右手でぎゅっとにぎると、竹刀が右にかたむくよ。打つのもおそくなるんだ。
- 剣先は、相手ののどの高さ。 剣先は竹刀の先っぽだよ。相手の真ん中をねらうイメージだね。
- 背すじをのばして、肩の力をぬこう。
よくある失敗→直し方
| 失敗 | 直し方 |
|---|---|
| 右手に力が入る | 右手の指を1回ゆるめてから、軽くにぎり直す |
| 剣先が上や下にずれる | 鏡の前で、剣先が自分ののどの高さを向いているか見る |
| 背中が丸まる | 頭のてっぺんを糸で上に引かれるイメージ |
2. すり足|足がすべての打ちを決める
剣道では、右足を前、左足を後ろにするよ。床をするように動くんだ。
- 左のかかとは、少しうかせる。 べったりつけると、すばやく前に出られないよ。
- 前に出るときは、右足→左足の順。 左足はすぐに引きよせて、元の形にもどそう。
- 上や下にはずまない。 頭の高さを変えないよ。スケートみたいに、平らにすべるイメージだね。
よくある失敗→直し方
- 左足が引きよせられず、足が開いたまま → 「出る・よせる」と声に出そう。1歩ずつ、ゆっくり練習してね。
- 体が上下にゆれる → 頭にノートをのせているつもりで動こう。家では本当にのせてもOKだよ。
3. 正面打ち|「足・手・声」をそろえる
面打ちは、相手の頭のてっぺんを打つ技だよ。剣道では、ただ当てればいいわけじゃないんだ。
全剣連の決まりでは、一本になる打ち(有効打突)には、こんなことが入っているよ。
- 気持ちと声がいっぱいにこもっている(充実した気勢)
- 正しい姿勢
- 竹刀の決まったところで打つ
- 竹刀の向きがまっすぐ(刃筋正しく)
- 打ったあとも気をぬかない(残心)
面打ちのコツはこれだよ。
- 竹刀を大きくふりかぶる。 はじめは大きく。なれたら、小さく速くしよう。
- 右足のふみこみと、竹刀が当たるのを同時に。 「ドン」と「パン」をいっしょに鳴らすイメージだよ。
- 「メン!」の声は、打つしゅんかんに。
- 打ったら、まっすぐ前へぬける。 その場で止まらず、相手の横を通りぬけてふり返ろう。
よくある失敗→直し方
- 手が先で、足があと → 素振りのときから、ふり下ろしと右足を同時に出そう。
- 声が小さい/打ったあとに出る → 打つ前に息をすおう。打つしゅんかんに、一気に出してね。
- 当てて止まる → 「打ったら3歩前に進む」と約束しよう。
まとめ
構え・すり足・面打ちは、何年つづけても練習する基本だよ。上手な人も、この基本をていねいにくり返しているんだ。
きょうのチャレンジ
鏡の前で中段の構えをしてみよう。剣先が自分ののどの高さを向いていたら、合格だよ!