この記事でできるようになること
- 競技用の車いすの決まりが分かる
- 練習で身につけていいもの・だめなものが分かる
- 車いすの手入れができる
いちばん大事なのは「車いす」
車いすバスケでは、車いすは選手の体の一部と考えるよ。国際連盟(IWBF)のルールでも、そう決まっているんだ。決まりを守っていない車いすは、試合で使えないよ。
競技用の車いすの決まり
国際連盟のルールでは、車いすについて、こんなことが決まっているよ。
| ところ | 決まり |
|---|---|
| 車輪の数 | 後ろに大きな車輪が2つ。前に小さな車輪が1つか2つ(合わせて3つか4つ) |
| 大きな車輪の大きさ | タイヤもふくめて、直径69cmまで |
| 前を守るバー | 床から11cmの高さ(バーがないときは、足をのせる台が床から11cm) |
| たおれないための小さな車輪 | 後ろに1つか2つ。床とのすきまは2cmまで |
| すわる面の高さ | クッションの上まで。クラス1.0〜3.0の選手は63cm以下、クラス3.5〜4.5の選手は58cm以下 |
| ハンドリム(タイヤの横の輪) | 左右のタイヤに1本ずつ |
| つけてはいけないもの | ハンドル、ブレーキ、ギア |
| 背もたれの後ろ | やわらかいクッション(あつさ1.5cm以上) |
| 床を守る | タイヤや小さな車輪が、床にあとをつけないもの |
それから、車いすに光るライトや、光をはね返すものをつけてはいけないよ。
これは国際大会のための決まりだよ。日本の子どもの大会や練習では、ここまで細かく見ないこともあるよ。
年ごとの目安
- はじめのころ: クラブや教室で借りた車いすを使おう。乗り心地やこぎ方をためしてみてね。
- 小学生: 体がどんどん大きくなるよ。すぐに自分用を買わなくても大丈夫。借りながら、大きさを見直そう。
- 本気で始めるとき: 体に合わせて、車いすを作ることがあるよ。身長や足の長さ、すわる形をはかってもらおう。クラブの先ぱいや、くわしい人に相談してね。
はじめは借りられるもの
車いす、ボール、ゴールは、クラブや教室にあることがあるよ。体験のときは、動きやすい服とスポーツぐつでいいこともあるよ。案内を見てね。
選手が身につけるもの
- はだしではプレーしないよ。くつをはこう。
- 指・手首・ひじ・うでを守る、かたいサポーターは使えないよ。ひざやすねを守るものは、十分やわらかければ使えるよ。
- ゆびわ、ネックレス、かみかざりは外そう。つめは短く切ろうね。
- メガネは、ほかの選手にあぶなくなければ大丈夫だよ。
- 手首や頭にまくバンドは、はば10cmまでの布なら使えるよ。
- 同じチームの選手は、シャツ・下に着るシャツ・バンドなどの色をそろえるよ。
手入れ
- 使ったあとは、よごれをふこう。
- タイヤの空気を、ときどき見よう。
- 車輪や小さな車輪、ネジがゆるんでいないか見よう。
- 小さな車輪や、床にふれるところに、石やゴミがついていないか見よう。
- へんな音がしたり、ゆがんでいたりしたら、使わないで大人に言おうね。
きょうのチャレンジ
借りた車いすで、大きな車輪と小さな車輪を数えてみよう。いくつあったかな?
おうちの人へ
競技用の車いすは、一人ひとりの体に合わせて作る道具です。購入前に、クラブや指導者に相談してください。価格はモデルや仕様によって異なるため、この記事では扱っていません。